・副業の初心者には、Webライターが始めやすいと聞いたんだけど・・
・この歳からでも始められるのかしら・・
・Webライターってどういうものか、ちょっと聞いてみたい
この記事では、40代以降の副業として「Webライター(ウェブライター)」に興味が湧いた方に向けて、
- Webライターとはどのようなものか
- 年齢は問題になるのか
などについて、わかりやすくお伝えします。
また、Webライターはどのように始めるのか?について、「必要になるスキル」や「収入を伸ばすコツ」についても併せてお伝えしています。
要は、「ゼロからある程度稼げるようになるまでのロードマップを紹介」しています!
結論としては、Webライターは私たちの世代やそれ以上の方にもおすすめできる、むしろメリットも多い副業です!
ぜひ参考になさってください。
Webライターってどんなお仕事?
「Webライター」とは、インターネット上で読まれる記事や文章を作成するライターのことです。
「インターネット上の文章」は、皆さんがスマホとかPCで読むような文章のこと。
対比されるのが、書籍や雑誌などの紙の媒体の文章ですね。これらは「売る」ことを目的とています。
一方のインターネット上の記事は、「スマホ(やPC)で多くの人に読まれる記事」を意識するのが特徴です。Google検索で上位に検索されることや、SNSで拡散されるような記事を目指します。
これだけ聞くと難しく感じられるかもしれませんが、Webライティング用の決まり事(型)があるので、それを知ってしまえばそこまで難しいものではありません。
「日本語が書ければできる仕事」などと揶揄されることもありますが、最初のうちはこれぐらいの認識でOK!
もちろん、実際には奥深いお仕事なので、高単価で稼ぐためにはスキルアップは必要です。でも副業を始める時点では、そこまで難しいことではないとご理解いただいて大丈夫です!
なお、初心者の方に向けたWebライティングの書き方については、別記事にまとめています。こちらのリンクを参考になさってください。
【40代~50代向け】副業で稼げるWebライティングの書き方とは?
では仕事内容について、もう少し詳しくお伝えしますね。
Webライターの仕事内容
Webライターのメインとなる仕事は「記事執筆」ですが、その記事はクライアント(記事の作成を依頼するお客様)から受けて作成するもの。
「記事執筆」と共に、クライアントとのスムーズなやりとりで仕事を遂行する「クライアントワーク」も重要です。
記事執筆(ライティング)
ライターなので、メインの仕事は記事の執筆です。主に求められる記事は次の通り。
- 企業サイトの記事(オウンドメディア)
- 広告のセールスライティング
- SNSなどの文章を書く仕事
- YouTubeの台本
例えば筆者の場合、外壁塗装・屋根塗装の企業様(クライアント)のHPに掲載する記事などを書かせていただいています。
クライアントは、私たちWebライターに記事の作成を外注して、その記事をサイトに掲載します。
その記事を読んだ読者に自社の魅力をアピールしたいわけです。
それ以外にも、クライアントの製品やサービスを紹介して購入を促すセールスライティングや、SNS運用代行、最近ではYouTube動画の台本の依頼も多くありますね。
このように「クライアントに文章を提供する」。それがWebライターのお仕事です。
クライアントワーク
Webライターが書く記事は、必要とするクライアントに依頼されて作成し、それを納品することでお金をいただきます。
そのため、クライアントとコミュニケーションをとって、「どのような記事を望んでいるのか」、「期限はいつまでか」、「ホウレンソウ」などのやり取りを積極的に行うこと、つまり「クライアントワーク」も大切な仕事のひとつです。
お客様とのコミュニケーションの重要さは、本業でも一緒ですよね。
クライアントは企業の場合も個人の場合もあるので、クライアントの都合を考慮することも大切です。
クライアントの信頼を得られれば、少しずつ単価が上がり、長く安定して仕事を続けることができるでしょう。
副業Webライターを始めるのに必須の基本スキル
Webライターのおおまかな姿が見えてきましたか?
ここでWebライターとして働くのに必要な、基本スキルをご紹介します。
- 基本的なパソコンスキル
- Webサービスを使うスキル
- Webライティングスキル
- 副業についての知識
もちろん、最初からすべてを完ぺきにする必要はありません。たくさんの記事を書く中で、少しずつスキルを磨きましょう。
スキルを磨くことで、単価も上がってきますよ。
それぞれ、詳しく解説しますね。
基本的なパソコンスキル
Webライターはパソコン一台でできる仕事です。
作業は、インターネット越しのクライアントと受発注をして、インターネット越しに納品するというもの。
記事作成やリサーチにも、使うのはパソコンだけでOK。
そのため、パソコンの基本的な技術があれば仕事ができます。
ちなみに、スマホでも記事はかけますが、パソコンを使う方がよいでしょう。
パソコンのほうが長文を書く負担が少ないことと、記事作成のために便利なツールも使いやすいためです。
Webサービスを使うスキル
副業Webライターに必要なスキル、次は「Webサービスを使うスキル」です。
Webライターをするためには、様々なサービスを利用して仕事探しすることや、仕事をサービス上で行う必要があります。
例えば、「クラウドソーシング」というサービスへの登録。
クラウドソーシングについてはあとで詳しく説明しますが、要は「初心者の方でも仕事を探しやすい、クライアントとライターのマッチングサイト」のことです。最初の頃はクラウドソーシングで仕事を探すことが多くなります。
このようなサイトを利用するには、サイト内にアカウントを作って、サービスを利用するスキルが必要です。
クライアントからの依頼によっては、SNSを使うこともあるかもしれません。SNSに投稿するためのノウハウも要求されるでしょう。
これらのWebサービスでは、IDやパスワードの管理なども必要ですよね。お客様のサイトを直接編集することもあるので、IDやパスワードの管理は厳重にしなければいけません。
SNSを使ったこともない方もいらっしゃるかもしれませんが、決して難しくは無いですよ。
だってこれだけ多くの方が利用しているサービスなのですから、難しいようならばこんなに盛んになりませんよね!
ひとつ使えるようになれば、他でもだいたい同じような使い方なので、応用できます。
Webライティングスキル
Webライターなのですから、ライティング(=文章を書く)は最も重要なスキルのひとつです。
日本語の文章を正しく書くとか、誤字脱字は避けるというのはあたりまえの前提として。
さらにお伝えしたいのが、Web上の文章の書き方=Webライティングは、作文や書籍のような書き方とは違うということです。
例えば、起承転結などの型を使って作文を書いていたり、結論を先延ばしにして読者の注意を引いて最後まで読ませたり、などのテクニックをご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、これはWebライティングではNGです。
Webで記事を読んでいる人が期待している文章は、そのようなものでは無いためです。
ではWebライティングとはどのような書き方なのでしょうか?
簡単にお伝えすると、「読者の疑問にできるだけ早く答える」書き方です。
もし、「そんな難しそうなことは、私にはできないかも・・」と思われた方がいても、そこは安心してください。
これは、センスではなくてスキルです。技術や型を覚えてしまえば、誰にでも書けるようになりますよ。
40代以上の初心者の方に向けたWebライティングの具体的な書き方については、こちらの記事にまとめました。ぜひ参考になさってください。
副業そのものの知識
「副業」そのものの知識必要になりますね。
サラリーマンの方が副業できるかどうかは、会社の就業規則の確認が必要です。
また、税金についての知識も必要ですね。
副業で収入を得た場合、確定申告をして所得税を支払う必要があるかもしれません。年間20万を超える所得があった場合には、それが必要です。
このような就業規則や税金については、会社員として働いているだけならば意識しなくてもよいこと。
これらを意識できるようになることで、私たちのグッと視野が広がりますよ。
副業の知識も少しずつ学んでいきましょう。
副業Webライターが収入を上げる4つのポイント
副業でWebライターを始めたとしても、最初のうちはなかなか稼ぎが少ないかもしれません。
ですがスキルや知識を付けることで、より多くの利益をクライアントに届けられます。それによって、高単価な仕事を請けられるようになるのです。
収入を増やすのに必要なポイントを4つ、ご紹介します。
SEOライティングの知識
Webライターとして収入を上げていくには、SEOライティング(エスイーオー・ライティング)が必須です。
SEOライティングとは、Google検索で上位に表示させるための書き方のこと。
Googleで検索すると、検索されたサイトがずらっと縦に並びますよね。
このとき読者は、検索された上位のもの、つまり上に表示されている記事から読んでいきますよね。
つまり、検索時に上位に表示されるということがアクセス(ユーザーがページを見に来てくれること)を増やすにはとても重要なのです。
そして、この上位に選ばれるための仕組みをSEO(エスイーオー)といい、それには記事の内容が大きく影響するのです。
SEOに有効な施策をして順位が上がるような文章の書き方をすることが、SEOライティングです。
記事を発注するクライアントにとっては、沢山の読者に読んでもらうことで、ページからの売上が大きく変わります。
そのため、SEOライティングができる=沢山の読者に来てもらえるライターを重宝するのです。
SEOライティングは、Webライターとして必須とも言える重要な知識です。
初心者の方向けにわかりやすくまとめましたので、併せてご一読ください。
WordPressの知識
Webライターとして収入を増やしたい場合、WordPress(ワードプレス)の知識は必須です。
WordPressとは、ブログやサイト作成を簡易にできるソフトウェアのこと。
クライアントのサイトの多くはWordPressで作られています。
このサイトもWordPressですよ!
WordPressを使うスキルがあれば直接WordPressに記事をアップできるので、クライアントの手間を減らせます。
むしろ「WordPressへの納品が必須」という仕事も多いので、ぜひ使えるようになりましょう。
WordPressを使えるようになるには、自分でWordPressを使ってブログを作ってみるのが一番です。
Webライターが自分のブログを作ることは、メリットしかありません。
- WordPressの練習になる
- ポートフォリオ(実績)になる
- 記事を書く練習になる
- クライアントがサイトを大事にしている気持ちが分かる
- さらなる収入になる(広告費が入る)
ブログがあることで、仕事を受けられる機会は確実に増えます。
ぜひブログを始めましょう!
活かせる専門知識や経験談
副業でのWebライターとして、もっとも力を発揮できるのが、専門知識や経験があることです。
ネット上には無い有益な情報は、SEOの評価も高く貴重な記事になります。
例えば、あなたが本業で長く経験されたことや長期間趣味としてきた知識などは、あなたにしかないもの。
それらを記事に込めることが、オリジナリティのある、評価が高い記事になるということです。
こういった記事はとても価値があるので、とても高い単価の仕事を受けられる可能性が高くなります。
「ギブの精神」を知る
「ギブ」という考え方が、とても重要です。
まずは「ギブする」という考え方について学びましょう。
Webライターの仕事は、クライアントに期待される記事を作って納品すること。クライアントが何を求めているのか、どうなると嬉しいのか。考えることが必要で、それをギブします。
それに加えて読者にとっても役に立つ、悩みを解決する記事を書くこともギブ。
これを「クライアントファースト」「読者ファースト」などと言いますが、まずは自分の利益(テイク)ではなくて、クライアントや読者のためになること=ギブを与え続けましょう。
クライアントにも読者にもギブをしたい。そのためには、どのようなやり方が必要なのか?という考え方を持つことが必要です。
このような考え方で仕事を進める中で信頼を得て、少しずつ大きな仕事を受けられるようになりますよ。
副業や自営で成功されている方は、この考え方が身に付いていますよ。
ギブの大切さを世に知らしめたこちらの本、ぜひご覧になってみてください。
まずはギブの精神を!
40代・50代以降の副業としてWebライターをするメリットとは
じつは、40代~50代、それ以上の世代の方に、Webライターの仕事は有利な点が多いと感じています。
なぜなら、独自の記事を書くためのネタとなる「経験」が豊富であるためです。
本業や趣味で培ってきた体験が豊富
40代以上の方が社会人として培ってきた専門知識や、長く趣味を続けてきて得た知見は、実はWebライティングに活かせる知識です。
あなたが現場で体験したことや苦労されたこと、それはネットでちょっと検索したら出てくるような情報ではなくて、独自の価値を持つもの。
そういった知識を世の役に立てられるような記事にできれば、読者にとってもクライアントのメディア(サイト)にとっても貴重な記事になります。
そういう記事を書ける方は、記事の単価も上がります。私もかつてIT系で働いていたのですが、そのおかげでIT関連の記事を高い単価で書かせていただきました。
自分が知っていることであれば、リサーチの苦労も減らせますし、書くスピードもどんどん上がるでしょう。
多くの経験をされていること。それが長く本業で頑張ってきた、私たちの世代のWebライターとしての強みになるのです。
仕事を受ける側としての安定感
クライアントの中には、長く社会で働き続けていることに対して、信頼をしてくださる方がいらっしゃいます。
社会人として長く勤めていること。これによって、仕事を発注するかたに安心していただける場合もあるのです。
クライアントの立場になって考えると、見知らぬだれかにお金を払って仕事をお願いするのであれば、すぐに居なくなってしまうかもしれない人よりも、安心して任せられる人を選びたいですよね。
若くて不安なタイプよりも、同じ世代の人にお願いしたい気持ちも想像がつくのではないでしょうか。
私たちの世代の安定感が、アピールになることもあるのです。
副業Webライターを始めるための方法
では、40代以上の世代の会社員が、副業でWebライターを始めるための方法について、解説します。
方法は無限にある
実は、方法は無限といっていいほどあります。
要はクライアントに記事の依頼をしてもらえばよいわけで、そのきっかけを作る方法はたくさんあります。
たとえば友人に紹介してもらうこともできるでしょう。
SNS上の募集で仕事を始めることも増えています。
そのなかで、本当の初心者の方に向けて継続的に仕事を探す方法として、ここでは「クラウドソーシング」を使うことをおすすめします。
初心者にはクラウドソーシングがダントツでおすすめ
「クラウドソーシング」とは、記事を書いて欲しいクライアントと、記事を書きたいライターをマッチングさせるサービスです。
「○○についての記事を書いて欲しい」というクライアントが、案件としてクラウドソーシングに登録します。
それを書きたいというライターが応募して、選ばれれば契約して仕事を頂ける、という仕組みです。
クラウドソーシングが初めての副業にオススメな理由は、様々あります。
簡単に結論をお伝えすると、次のようなメリットがあるからです。
- 初心者でも仕事を見つけやすい
- 金銭トラブルを回避できる仕組みがある
- 応募前にクライアントの評価を確認できる
- 本名や顔を出さずに仕事ができる
クラウドソーシングを使いこなすのは、副業で良いスタートを切るのに重要です。
詳しくは別の記事に纏めているので、併せてご覧ください。
副業Webライター収入の目安
副業のWebライターとして、収入の目安はどれぐらいになるのでしょうか。
筆者自身がフリーランスWebライターという立場であり、クラウドソーシングでお仕事を頂いているため、その経験からお話させていただきます。
Webライターの報酬
Webライターの報酬は、主に次の二つの契約があります。
- 文字単価(一文字〇円)
- 記事単価(記事一本〇円)
文字単価の場合、一文字1円で5,000文字の記事を書いたら、報酬は5,000円です(手数料は無視した場合)。
ひとつの仕事が5,000円と考えると、一カ月に何本の仕事を納品できるかによって月収が決まることになります。
ただし、始めてしばらくは、あまり収入は増えないかもしれません。
最初は、仕事を取ることも難しいはずです。
クラウドソーシングにはクライアントの案件は沢山あるのですが、そこに応募するライターも多くいます。
クライアントは、応募したライターから仕事を依頼する人を選ぶのですが、実績が無いうちはなかなか選ばれにくいのです。
また、記事を書くスピードも最初のうちは上がってこないので、ひとつの記事を納品するのも時間がかかることも考えられます。
選ばれにくくて仕事が増えないこと、そして記事もなかなか完成しないために、数をこなせないこと。
最初のうちはなかなか稼ぎにくい理由です。
ちなみに、私は最初の月は800円でした(笑)。
ただ、翌月には1万円以上に増えています。
報酬を上げるには
では、報酬を上げていくにはどうすればよいか。
次の点がポイントです。
- 実績を積むこと
- アカウントを育てて、クライアントからの信頼や信用を上げて、単価を上げていくこと
- あるいはライティングのスキルを上げて、納品数を上げること。
これによって、報酬は上がってくるはずです。
半年以上続けることができれば仕事のやり方も慣れてきますし、毎月3万円程度であれば十分稼げるようになると思います。
まとめ
40代以上の初めての副業として、Webライターはおすすめできる仕事です。
仕事を始めるのに、準備がそれほど多くは無いこと。
クラウドソーシングなど、働きやすい環境があること。
そして、これまでの経験や知識を活かしやすい仕事であること。
これらの理由から、特にオススメしたい副業です。
文章を書くことが嫌いでなければ、まずはWebライターから始めてみませんか?